こんにちは。今回はNFCタグとAndroidを使ってスマホや家電を操作する方法を紹介します。NFCは決済で使われることがメインですが、NFCタグを部屋に設置して読み取ることで、様々なタスクを実行することができます。
NFCタグは安価で10枚で1000円程度で売られています。安かったので購入して、NFCタグとスマホの連携について調べたところ、iPhoneのショートカット機能を使っているものがほとんどでAndroidと連携したものは少ないことがわかりました。そのため、Android向けのNFCタグ読み取りの活用方法について記事を作成した次第です。
購入した商品はこちらです。
この記事を読むと、
- NFCタグ読み取り→Google Homeに接続している家電の操作
- 照明、エアコン、扇風機の電源オン/オフ
- エアコンの設定温度を上げる/下げる
- エアコンの除湿モード/冷房モードの切り替え
- NFCタグ読み取り→任意のアプリ起動
- NFCタグ読み取り→メッセージを送信
- NFCタグ読み取り→Wake up on lan(WOL)でPCをスリープ復帰
など様々なタスクを実行でき、NFCタグでできることが広がります。今回の記事では家電がGoogle Homeから操作できる状態を想定して解説します。
他のTaskerレシピについては以下を参照ください。
家電を操作するデモ
以下の動画は、各NFCタグにIKEAライトをつけて
とIKEAライトを消して
のコマンドをTaskerで書き込みました。それらを読み取ることで、Googleアシスタントにコマンドが送信されて照明のオン/オフを切り替えています。
IKEAの照明器具をスマートプラグに接続して、Googleホームからセットアップしてあります。学習リモコンと連携することで、エアコンなどのリモコン操作も可能です。
準備
以下を参考にしてTaskerからGoogleアシスタントを呼び出せるように設定してください。
また、上記のように、実行したいGoogleアシスタントのコマンドを実行するタスクを作成しておきましょう。例:照明をつけて、エアコンつけて等
作り方
(オプション)Taskerのタブ分け
真っ先にオプション項目を設けてしまい恐縮ですが、複数のプロファイルやタスクを作成していくと整理が大変になるため、先にタブを作成して分けておくと便利です。後から修正したり確認する際に保守性が上がるのでおすすめです。
Taskerアプリの下にあるアイコンを長押ししてAdd+
をタップしてください。
名称を入力すると、タブが追加されます。さらに追加したタブを長押ししてSet Icon
をタップすると任意のアイコンを設定することができます。
NFCタグの登録
TaskerからGoogleアシスタントを呼び出せるようになったら、プロファイルの作成からNFCタグを登録しましょう。
Taskerを開き、プロファイルから、+ボタン > Event > Net > NFC Tagを選択します。
IDの虫眼鏡アイコン(🔍)を選択します。
Scan NFC
とダイアログが出るので、スマートフォンの後ろにNFCタグを当ててください。
フォーマットするか訊かれるので、YES
を選択します。IDに英数字が入力されたら完了です。
プロファイルを作成したら、準備で作成したタスクを割り当てます。
上記のようになっていれば完了です。
おわりに
AndroidのNFCタグ読み取りの情報が少ないのは、標準機能でオートメーションをサポートしていないことや、iPhoneのシェア率が高いことも影響してそうです。
NFCタグを読み取って家電を操作する方法として、IFTTTと連携する手段がありますが、サービスが有料化したり終了するリスクがあるため、できるだけTaskerのローカル環境で動作させるのが安定&安全だと思います。
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