こんにちは。
格安SIMのIIJmioアプリには、低速モード/高速モードを切り替える機能があります。
私は外出先でYouTube Musicをストリーミングする際に、通信容量を消費しない低速モードを使っています。ギガプランの場合、通信速度は300kbpsに制限されるため、動画視聴は難しいですが、音楽のストリーミングは可能です。
手動で低速モードに切り替える手順は、
- My IIJmioアプリを起動する
- 高速データ通信トグルをタップ
- 確認ダイアログで
はい
をタップ - アプリを閉じる
と4つの手順を踏む必要があります。また、低速モードから高速モードに戻すときも同様の手順が必要になります。
今回はこの手順をTaskerでタスクとして作成して、低速モード/高速モードをワンタップで切り替える方法を紹介します。注意点としてTaskerプラグインのAutoInputが必要です。
他のTaskerレシピについては以下を参照ください。
必要なもの
- Androidスマートフォン
- Tasker
- AutoInput(有料プラグイン)
タスクの作成(低速モード)
以下のタスクを作成します。
Task: 低速モード
A1: Launch App [
Package/App Name: My IIJmio
Always Start New Copy: On ]
A2: AutoInput Action [
Configuration: Type: Text
Value: ON
Action : Click
Timeout (Seconds): 10
Structure Output (JSON, etc): On ]
A3: Wait [
MS: 200
Seconds: 0
Minutes: 0
Hours: 0
Days: 0 ]
A4: AutoInput Action [
Configuration: Type: Text
Value: はい
Action : Click
Timeout (Seconds): 10
Structure Output (JSON, etc): On ]
A5: Wait [
MS: 200
Seconds: 0
Minutes: 0
Hours: 0
Days: 0 ]
A6: Go Home [
Page: 0 ]
Taskerアプリを開き、TASKS
タブを開きます。右下のプラスボタンをタップして、低速モード
と入力してください。
アプリの起動
まずは、アプリを起動するコマンドを作成します。
+
> App
> Launch App
> アプリ一覧からMy IIJmio
を選択します。
トグルを押すアクション
次に、高速データ通信を切り替えるトグルをタップするコマンドを作成します。AutoInputプラグインにタップする要素を設定します。
+
> Plugin
> AutoInput
> Action
をタップします。
すると、Action Editが開くので、Configuration
をタップした後にEasy Setup
を選択します。するとホーム画面に戻されるので、My IIJmioアプリを開きます。
通知バーを引っ張り、Selecting Fieldの通知からAdd
をタップします。(次にタップした要素が選択されます)
次に高速データ通信のONトグルをタップして要素を選択します。
するとSelecting Fieldの通知が更新されて、Re-SelectかAcceptが表示されます。Accept
を選択します。
アプリ一覧画面に遷移するので、Taskerアプリに戻ります。
選択した要素を訊かれるので、Element Text: ON
(ONのテキスト)をタップします。
次にアクションを設定します。タップしたいので、Click
を選択します。これで、トグル選択のコマンド作成は完了です。
遅延時間の設定1
続いて、トグル選択をする処理を待つために遅延を設定します。
+
> Task
> Wait
から200msにします。(右にある矢印アイコンから数値を入力できます。時間は適宜調整してください)
確認ダイアログのタップ
前述した「トグルを押すアクション」と同様に設定します。
+
> Plugin
> AutoInput
> Action
をタップします。
Configuration
をタップした後にEasy Setup
を選択して、My IIJmioアプリを開きます。
高速データ通信のトグルをタップすると、確認ダイアログが表示されるので、この段階でタスクバーからSelecting Fieldの通知からAdd
をタップします。その後に、ダイアログのはい
をタップします。
Taskerアプリに戻ると、選択した要素を訊かれるので、Element Text: ON
(ONのテキスト)をタップします。
続いて、Click
を選択します。これで、確認ダイアログのタップは完了です。
遅延時間の設定2
先程と同様に、確認ダイアログを押してからの処理を待つために遅延を設定します。
+
> Task
> Wait
から200msにします。(右にある矢印アイコンから数値を入力できます。時間は適宜調整してください)
ホーム画面に戻る
+
> App
> Go Home
を選択します。
アイコンの設定
ショートカットにするためにアイコンを設定します。
タスクの下にあるアイコンをタップします。
Application Icon
をタップしてMy IIJmioのアイコンをタップします。
タスクの作成(高速モード)
低速モード切り替えのタスク作成が完了したら、次は高速モードに戻すタスクを作成します。
Task: 高速モード
A1: Launch App [
Package/App Name: My IIJmio
Always Start New Copy: On ]
A2: AutoInput Action [
Configuration: Type: Text
Value: OFF
Action : Click
Timeout (Seconds): 10
Structure Output (JSON, etc): On ]
A3: Wait [
MS: 200
Seconds: 0
Minutes: 0
Hours: 0
Days: 0 ]
A4: AutoInput Action [
Configuration: Type: Text
Value: はい
Action : Click
Timeout (Seconds): 10
Structure Output (JSON, etc): On ]
A5: Wait [
MS: 200
Seconds: 0
Minutes: 0
Hours: 0
Days: 0 ]
A6: Go Home [
Page: 0 ]
上記のタスクを作成します。
低速モード切り替えのタスクと類似しているため、低速モード切り替えタスクを複製します。
低速モードのタスクをロングタップして、右上からClone
をタップします。名前を高速モード
に設定してチェックアイコンをタップします。
低速モード切り替えと高速モード切り替えの違いは、モード切り替えのトグルがONからOFFにするか、OFFからONにするかです。つまり、AutoInput ActionのText ValueをONからOFFに変更すれば完了です。
AutoInput Actionをタップして、右上の鉛筆アイコンをタップします。
FIeld Textをタップして、ONをOFF
に変更します。AutoInput ActionのText ValueがOFFになっていることを確認します。
こちらのタスクも同様にアイコンを設定してください。低速モードとの見分けがつくようにマテリアルアイコンなどの違うアイコンを使うのも手です。
ショートカットでタスクを呼び出す
低速モード⇔高速モードの切り替えタスクの作成が完了したら、ショートカットでタスクを呼び出しましょう。
Taskerアプリを戻るボタンで終了します。ホーム画面を長押しして、ウィジェットを選択します。
Taskerと検索して、タスクのショートカット
を長押ししてホーム画面に追加します。タスクを選ぶ画面が表示されるので、低速モードを選択します。
高速モードのタスクも同様に追加してください。
以上でタスクの作成とショートカットの設定は終了です。お疲れ様でした。
おわりに
IIJmioの低速/高速モード切り替えは1分以上置かないと、切り替えができないため注意してください。
外出モードかつYouTube Music起動をトリガーにして、低速モード切り替えタスクを起動するプロファイルは便利そうです。反対に、YouTube Music終了をトリガー高速モード切り替えタスクを起動するプロファイルも考えられますね。
電車内で低速モードにして音楽をストリーミングしながら読書するのがいいんだよなあ…
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