同僚からビカクシダのヴィーチー・ワイルドの胞子をいただきました。以前、白ビフの板付けに挑戦したときにも登場した同僚です。
今回は初めての胞子培養です。
これまでビカクシダは板付けや胞子培養株を育てることはありましたが、胞子から育てるのは初めてです。
うまく育つか分かりませんが、まずは必要なものを揃えて挑戦してみます。
Contents
胞子培養に使う道具を準備
今回用意したものはこちらです。

- ダイソーの保存容器:6個
- ピートバン:1袋
- 茶こし:1個
すべてダイソーで購入しました。400mlの容器を4個、290mlの容器を2個の合計6個です。
本当はすべて400mlで揃えるつもりだったのですが、なぜかラベルを見間違えてしまい、1セットだけ290mlを購入してしまいました。
容量が違うことに気づいたときには時すでに遅し。今回はそのまま使うことにします。


容器はどちらも蓋付きの透明タイプです。中の様子を確認しやすく、胞子培養には使いやすそうです。
培地にはピートバンを使用します。
ピートバンは細かい種をまくための土で、水を吸わせると膨らんで培地になります。今回はこれを使って胞子を育ててみます。
他には定規と削った胞子を置くために紙を用意しました。
ピートバンをお湯で戻す
まずは培地の準備です。乾燥したピートバンを保存容器に入れます。

今回は熱湯を使って戻すことにしました。胞子培養ではカビの発生が失敗につながることも多いため、培地の殺菌も兼ねています。お湯をかけると独特な匂いがするため換気をおすすめします。


お湯を吸うと、乾燥していたピートバンが少しずつ膨らんでいきます。

土の温度が完全に冷めるまで待ちます。
熱湯を使ったからといって完全な無菌状態になるわけではありませんが、できるだけ清潔な状態で作業を進めていきます。
胞子葉から胞子を取り出す
培地を冷ましている間に、いただいた胞子葉から胞子を取り出します。今回使用するのはヴィーチー・ワイルドの胞子葉です。

胞子が付いている部分を見ると、茶色っぽくなっています。これを定規でコシコシと削っていきます。

茶色っぽい細かな粉が取れてきます。かなり細かく、まるで粉末のようです。この段階では胞子以外のものも混ざっています。
そこで登場するのが茶こしです。
茶こしでトリコームを取り除く
胞子葉にはトリコームと呼ばれる細かな毛状の組織なども付いており、削り取ったものには胞子以外のものも混ざっています。
今回は茶こしを使って、不純物を取り除いてみます。

茶こしに通すと、細かな胞子は下に落ち比較的大きなトリコームなどは茶こしに残ります。

これで胞子以外のものをある程度取り除くことができました。

細かな作業ですが、これで播種の準備は完了です。
保存容器に胞子をまく
ピートバンが完全に冷めたことを確認したら、いよいよ胞子をまいていきます。
茶こしで選別した胞子を指で少しずつつまみ、ピートバンの表面にパラパラとかけていきます。

胞子はかなり細かいので、なるべく偏らないように容器全体へ広げていきます。集中しすぎるとカビの原因になるそうです。
6個すべてに胞子をまき終えたら、あとは蓋を閉めて完了です。

もともと蒔こうと思っていたシャインマスカット用のプラスチック容器にもおまけでパラパラと散らします。

あとは前葉体ができるのを待つ
完成した保存容器は、窓際のレースカーテン越しに置いておきます。直射日光が当たらない場所で、しばらく様子を見ることにしました。
胞子をまいてから前葉体が確認できるようになるまでは、数週間から1〜2か月以上かかることもあるようです。
まずは1か月くらいを目安に様子を見てみようと思います。カビが大敵のようですが、発生したらベンレートをぶかっけようと思います。
無事に前葉体が確認できたら、成長の様子も記録していこうと思います。

